音楽人の日常

  • 『ウイスキーコーヒー』

    北川知早

  • 先日あるコーヒー屋でウイスキーコーヒーを飲みました。
    そのお店には時々飲みに行くのですが、ウイスキーと見るとお酒が強くない私はなかなか手が出せませんでした。
    しかし!最近ウイスキーをハイボールや水割りで飲めるようになっていたので、そろそろいけるんじゃないかと思い注文しました。
    これがとても美味しかったんです。
    コーヒーの湯気にはアルコールの匂い。一口、二口とゆっくり、ちびちびと飲んで楽しんでおりました。
    両方がちょうどいいバランスで混ざっていて、思っていたよりスッキリした味わいでした。
    お酒を飲んだ後にコーヒーを飲むことは多々ありましたが、まさか一緒に飲んでおいしいなんて知りませんでした。
    まさに大人の楽しみ方じゃないか!と思いながら、お砂糖を入れて甘くして飲むのも最高でした。
    家でもできるだろうかと思い、先日ウイスキーを買いに行きコーヒーと一緒に飲んでみたんですが、ただ混ぜただけだと水っぽいお酒の味するコーヒーになりました。そりゃそうです。お店の味はそういうものですよね。
    明日あたりまたあのお店に飲みに行こうと思います。
    最近ウイスキーコーヒーで、大人の階段をひとつ登った北川でした。
  • 『大きい景色』

    イノウエサキ(IKIMONO)

  • なにか動くものに乗ってぼーっと外を見ているとき、実は景色ではなくて、その手前にある動かないものに焦点が合っていることに気づく。窓についた小さなごみとか、その枠とか。それに気づいたのはごく最近、バスに乗っていたときのことで、一度意識してしまうともう無の心には戻れなくなっていた。景色を見ようとすると、まちの看板や信号機などの対象物がどんどん流れていって、目がものすごく疲れる。バスってものすごく速く動いているんだな。一番楽に外を見る方法は、連写のシャッターのように高速でまばたきすることだ。流れる景色が一枚ずつ切り取られて、焦点を合わせなくともぼんやりとした景色が楽しめる。難点をひとつ挙げるとするならば、目の筋肉がものすごく疲れる。

    しかしいままでもぼーっと外を見ていたはずなのだが、それらは全部景色ではなく窓のゴミだったのかと言われるとそうでもない気がする。何がわたしを変えてしまったんだろう?電車に乗ったとき、その謎が解けた。

    山。遠くにあるものは、乗り物のスピードが速くてもあまり動かないし、細かい造形もわからない。だから眺めていられるのだ。バスだと視界がわりと低く、町中を走るので、対象物との距離が近くて疲れてしまったのだろう。

    よく、悩みごとがあるときは大きいものを見にいけ、という。山、海、空。大きいものは、速い乗り物の中から見ても動かない。速い乗り物とはつまり人生に置き換えられる。ははあ。ここになにか関連性があるのだな。どうやら世界の秘密を知ってしまったようなので、この話はここまでにしておいたほうがよい。
  • 『刺繍と考え事』

    今夜かなこ(ニューヤナセ)

  • 私の趣味は刺繍です。
    一度始めると、刺し終わるまで他のことは疎かにしてしまうほどとにかく集中してしまいます。
    刺繍だけではなく、趣味に没頭するということは、一時的に嫌なことを忘れられたりするイメージがあるかと思いますが、私の場合、刺繍をしている時に無心になれることはまずありません。
    普段の生活では特に何も深く考えないのですが、この時だけはとにかく考える。
    何を考えているかと言うと、自分について。
    自分についてひたすらに解き明かしていくんです。
    そうすると、自分が本当に望んでいることや、自分が今何を考えているのかが分かってくる。
    自分のことなんだから、深く考えなくてもそれくらい分かるでしょ。と思われるかもしれません。
    でも本当の気持ちってなかなか自分でも気付けないものです。
    そして自分について分かった後は、自分のことを責めたりはしません。
    ただ受け入れて、自分を大切に思うのみです。
    とにかく今の自分を、自分が受け入れてあげることが大切だと思うからです。
    この世で自分を受け入れて、本当の意味で大切にできるのは自分自身しかいないと思うのです。
    皆さんも自分と向き合える時間を作ってみてはいかがでしょうか?
  • 『仕舞』

    ヌエ(TOW)

  • 鵺の巣と云うものは、大抵寝ぐら程度の意味しか成さぬ。そんなものかと思えば、鳴りを潜めるための要塞と成る時もある。匣の中で長い月日を指折るのに飽きれば、自然と中を彩るモノに目が向く。

    所詮ケダモノの巣ゆえ、雑然と散らかるモノ、モノ、モノは混ざり、記憶と時間が雑味を醸し出し始める。松風なぞ知らぬが多少は茶を嗜む鵺は、前衛的に極まる混沌とした空気に懐疑的になって来ていた。

    「いつかの時代に」と取り置いたモノも、手を加えなければ劣化の一途を辿るのみ。いつかの宝匣は今のゴミ山、石ころを拾い上げては価値を問う。そして文明の利器に頼り、山を輪切りにし始めた。

    小さな文字盤にしがみ付いく皮をぐいと引っ張ると、黒ずんだふりかけを撒きながら紐が千切れる。断続的な音は記憶を細切れに呼び寄せ、視界の端で上映会を始めた。鳥頭は記憶の保持に適さぬため、断片は深い海に沈んだままであり、蜘蛛の糸の如く吸い上げられなくば、底知れぬ海溝に藻屑然として漂う。しかしその儚いうねうねが繋いでいた点と点を補完し眺める時間は、生きとし生けるものの歓びの様相であった。
    断片につながる糸を文明の利器に括りつけると、一つ一つ丁重に処してゆく。

    山を三つほど切り崩しひらけた空間に侘び寂びを尊ぶよう云い渡すと、季節の風が抜けて行った。
    其処で息をするケダモノは輪郭が一際大きくなったようである。

    其の後、鵺は一日一謝していると聞く。
  • 『猫チェック』

    みゆきち(CHIKIMARCH)

  • 私の住む町には野良猫が多い。町を歩くたびに『猫チェック』というのをやっている。この猫チェックだが、意識せずとも生活に取り入れている人も実は多いのではないだろうか。

    今回は家から駅まで歩いた場合の猫チェックを紹介していく。まずは家を出てすぐ、向かいの団地の広い芝生にいつもの白い猫(頭のあたりに茶色いぶちが少しある)がいるかどうかチェックする。今朝は少し寒いが日当たりが良いので恐らくいるのではないか、と予測を立ててから確認する。

    いた。

    丸くなっていることが多いが、今日は手足を投げ出している。よほど太陽の光が暖かく心地良いのだろう。手入れをされた広い芝生。柵があるので人間もこない。なんという安全で快適な穴場なのだろう…といつも感心する。猫はほとんど同じ場所に出現するので、基本的には近くの建物名を当てて名前を付ける。この猫は『コーポ猫』だ。
    だが次の瞬間あることに気付く。安心しきっているコーポ猫から少し離れた場所に見たことのないハチワレ(白と黒)の猫がいる。なんということだろう。猫は縄張り意識が強い動物であると聞く。コーポ猫がこの『新参者くん』に気付いたら、すごく怒るのではないだろうか…喧嘩になってしまうのではないだろうか…そんな小さな不安を抱えながらその場を後にする。


    次にチェックするのは『メゾン猫』だ。彼は灰色っぽいキジの猫である。古い瓦の空き家の上でよく丸まって昼寝をしたり、雨樋に顔を突っ込んでいる。コーポ猫より出現率が低いので今日はどうだろうか、と考えながら確認する。

    …にゃんということだろう。ふにゃふにゃの仔猫が三匹いる。いつの間にメゾン猫はお母さんになったのだ。二匹はお母さんに似たキジ猫だが、一匹は黒猫だ。お父さんに似たのだろうか。この一家に拍手を送りたい。どうか逞しく生きていってほしい。今日は特別な日だ。


    別のある日。いつものように向かいのコーポ猫を確認する。そのつもりだが果たして新参者くんが威張っているようなことはないだろうか…と前回のことを少し気にかけながら様子を確認する。

    あれ…??

    コーポ猫と新参者くんが並んで座っている。新参者くんがコーポ猫の頭を舐めて「あそぼ~」と言っている。にゃんと…彼らは縄張り争いの敵ではなく、仲良しだったのだ。
    …なんだ〜仲良しだったのか~、と私はホッと胸をなでおろす。

    日々の生活に猫チェックを取り入れると「あー、自分は今生きているなー。」という実感が不思議と湧いてくるのだ。
  • 『誰にも言えなくてもいい』

    ヨコイヨシマサ(NAVY PENGUIN ベーシスト)

  • ゆるくふわっとするものを、と言われたけど、自分の「ふわっと」なんて体型ぐらいしかねーよと思い、好きに書きます。
    シギサワカヤさんの「誰にも言えない」という漫画のことです。
    多分女性向け。まさに「誰にも言えない」恋愛をしている恋人たちの短編集。帯には【この人との「それ」にだけどうしようもなく引きずり込まれる。】なんて文が書かれてます。

    最後に収録されている物語の最後。
    「せめてたった一つだけ残った この小さな痛みを 恋と名付けることを許してください」
    なんて美しく尊い言葉なんだろうか、と。

    「いつかいい思い出になる」とか「またいい人が現れる」とかそんなことを容易く他人は言う。
    実際そうだろうと思う。だけどその時感じた痛みなんて、絶対にその人にしかわからない。時が経って色あせたって、決して嘘になるわけじゃない。容易く他人が評価できるものなんかじゃないあなただけのものだ。BUMP OF CHICKENだって「その時知った痛みがいまだに僕を支えている」って唄ってる。

    誰かに自慢したいくらい幸せな時も、ワンルームで一人うなだれてる時も、人は誰しもがその目で見るその人だけの世界の主人公なんだと僕は思う。そんな「世界」を、そんな痛みが物語としていくと僕は思う。その「痛み」が他の人には取るに足りない、わかってもらえないようなものであっても。
    そんなことを思わせてくれた1冊です。
  • 『音楽人の日常』

    そよ風亭涼平(SAPPY)

  • 音楽人の日常は、常に音楽のことを考えています。
    僕は曲を創るので特に考えています。
    でも、考えるより感じることが大事です。 
    楽器を触っていなくても、音楽を聴いていなくても、日々の生活で感じることが音楽につながります。
    音楽を芸術の一つだとすると、芸術とは何なんでしょうか。
    答えは人によって、違います。

    僕が一つの見解をあげるとすれば、
    芸術は自分の感じた事を、第三者に理解できるよう表現することです。

    つまり、大勢の人が共感する芸術は、潜在的に多くの人が感じたり、抱えてる事を表現しているもの、と言えます。

    しかし、1万人に共感される芸術、音楽だけが素晴らしいものではありません。

    たった1人の人の心に響きさえすれば、それは豊かなものだといえます。
    これは皆さん、感覚的にわかっていることだと思います。

    もう少し大きな視点でみると、人間は自然の一部です。

    あまり長くなるとあれなので、端的に言いますが、皆さん、天気が良い日に海でも山でも草原でもたまには行ってみましょう。
    そこで、吹いている風を感じてみてください。
    それが、全てだと思います。

    そういえば、SABOTEN MUSIC創始者のこすけも、海に限りなく近い街で育った青年です。
    そういうことです。
  • 『ビスを揉む』

    畑拓朗

  • 昨年10月、勤務中にクソ客へ暴言を吐いた事から僕はカラオケのバイトをクビになった。
    “◯すぞ”なんてたった3文字(ひらがなやと4文字)程の事で、3年余りのその日常が破壊されるとはその時は到底思い至っておらず、それはそれは途方にくれた次第である。
    一体僕には何が務まるのだろうか…、そんな折に僕は思ってもいなかった仕事を始める事になる。

    あの時から5ヶ月。
    僕は今、友人の紹介してくれた横田さんという1人親方の下で、週6日水道工事の配管工としてバリバリ働いている。
    始めたての頃は「そこ2点程ビス揉んどいて〜」などと言われても「?、???」と困惑する事ばかりだったものの、今では冷静に“ネジを締める”事が出来る。
    音楽人もとい、今ではれっきとした水道屋だ。

    それもこれも、こうして拾ってくれて働かせてくれる親方、横田さんのお陰である。
    親方と聞くと怖い人のイメージがあるが、横田さんはその真逆で“これ以上優しい奴見た事ない”レベルの人で、優しく仕事を教えてくれるのは勿論、ご飯に連れてってくれたり、クリスマスプレゼントにジッポーくれたり、僕がイラついて悪態を吐き出したら「拓ちゃん(愛称)タバコ行ってき」なんて言ってくれたり……(300〜600文字という制限の為これぐらいにしておく)挙げ出したらキリがないぐらいだ。

    そんな横田さんが、ある時“誰にも言わんとってな”という前置きの中ポツリと言った。
    「拓ちゃん、俺後5年したらこの仕事辞めて上京するわ」
    なんでも昔友達と漫才師になるという夢があったらしく、それは色々あって叶う事は無かったのだが、50歳という節目を迎えるにあたって、挑戦したいらしい。
    その時は拓ちゃんに今の道具全部あげるなぁ、と照れ笑いを浮かべながら話す横田さんに、僕は食い気味に「それホンマに行ってくださいよ。行かんかったらダサいっすよ」と言った。
    「おう、やるわ!人生一度きりやからな!」と横田さん。
    5年後、僕も横田さんもどうなってるかは分からない。それでも、そう話す横田さんの目は仕事中の何倍も輝いて見えた。

    「後で笑える事やったらどんどんやったらええ」
    横田さんは酔っ払うとよくそう話す。
    その言葉を胸に、僕はまた小さな失敗を沢山重ねながら、今日もそしてまた明日も、ビスを揉み続けるのだ。
  • 『古着屋の人』

    カリんちょ落書き

  • これは恋ですか? 当てもなく古着屋へ行き、適当に物色していると視界にひょこっと彼女は入ってきた。イヤフォンを外し「はい?」と聞き返すと低いトーンで「アウターとかお探しですか?」と聞かれた。僕は全く買うつもりがなかったから焦りながらも適当に軽めのアウターとかを、なんて言ってしまった。すると彼女はおすすめを沢山持ってきてくれた。「これなんか、これからの季節ちょうど良いんじゃないかな」「似合いますね!この下にはこういうスウェットが合いますよ」僕はされるがままに次から次へと服を着た。 結局、合計3着計¥10,000の買い物をした。 買わされた、なんていう愛のない捉え方も出来る。でも僕は途中から、洋服を買うことよりも、彼女のことをもっと知りたくてオススメを聞いていた。 今度はジーンズを買いに行こう。
  • 『オールドタイム・ゴーズ・バイ』

    奴亦准

  • 旅めっちゃ好き。なるだけ自由気ままがいい。偶然であう人情の、織りなす旅情がいい。

    昨秋ふらっと入った焼鳥屋で、吉兆の女将似の淑女テルミに話しかけられた。
    あれこれ話すうち、宿は決めたんか?ホテルフジタ奈良にしとき。
    そこのバーがええ。道案内したる。ここにせえと気圧され、ググると…素泊り爆安!
    即決した。テルミと別れ、バーへ。37年の時を刻む重厚な佇まいはまさに店名OLD TIMEそのもの。
    傾けたグラスからテルミの囁く声がした(幻聴なのでお会計)。部屋も広々快適で大満喫の夜だった。

    師走も迫る頃、フジタ奈良恋しさにじゃらんを開くと、12/10で閉館の知らせが…嘘や…即ポチる。
    二度目のOLD TIMEにて。バーテンダーさんも笑顔ながら、まだ信じ難いと落胆。
    亡き先代の娘である店長から「何とか移転したい。歴史を絶やしたくない」
    と聞いてひと安心。閉店を惜しみつつ記念撮影。

    ホールへ向かうと、フロントの方がエレベーターを開けてくれていた。
    「お客様が私の担当した最後のチェックインでした」泣くやん…。記念写真追加や。
    労をねぎらい部屋に戻るやいなや、Prrと内線。「お忘れ物がございます」はて?
    現れた先程の男性。「実はお忘れ物ではなく私からのプレゼントです」と
    手渡されたのは旅のお守り。嬉し過ぎて「か、感動しますぅ」と珍妙に応対。

    旅は道連れ世は情け。「NEW」OLD TIMEで彼に会えたら、何をご馳走しようかなあ。

  • 『ちっぽけしあわせ』

    いちやなぎ

  • 近所を歩いていると猫に出会った。
    道路の端にうずくまり、沢山光を浴びて気持ちよさそうにしている。眠たそうだ。

    見ているとこちらに気づいたようで、ちらちらと見てくる。しかし姿勢をくずさず僕なんかにお構いなく大きなあくびを一つ。
    そんな猫を見ているとなんだかちょっぴり幸せな気分になった。そして今日をもっと幸せな気分で埋めたいという気になった。
    僕のポッケの中にある財布には1000円ぽっちしかないが、これで近所を楽しむことにした。

    まず家の近くの古本屋に行くことにした。
    だけど読みたいものが見つからず、何も買わずに出てきた。ま、そんなときもあるさね。

    次に喫茶店へ行った。
    其処はコーヒー350円カレー300円。その他メニューも驚くほど安い。店内にはたくさんの、雑に置かれた漫画と観葉植物、レジ後ろの壁にはフィッシングベストがかっている。窓際にはパン粉やグラスが日向ぼっこしている日もある。
    ゆるい気ままな時間が流れていて長居しやすいお気にいりの喫茶店だ。通っているミュージシャンも何人か知ってる。
    案外と言っては失礼だが、女性客が多い。
    その日も女性客が何組かいて、ケーキセットを食べていたりしていた(450円)
    店主は呼ぶまで注文を聞きにこない。いつも直接厨房のまでいって注文する。
    カツ丼を注文したが、カツを切らしてしてないと言う。
    ありゃま、、。そんなこともあるさねと、オムライスを注文した。
    オムライスは卵が破けていたけど、大変美味しい。
    (お店のオムライスで破けてでてきたのはじめてかも、ふふっと笑ってしまった。)

    1時間ほどゆっくりして、帰り道に和菓子屋さんで豆乳ドーナツの「穴」を買ってたべながら、帰った。あの猫にあげてもいいなと思ったけど当然そこにはもういなかった。

    ただご飯をたべてドーナツを買って帰ってきただけなんだが十分幸せな気持ちになった。
    お金も余ったし。

    そんなこともあるさね。
  • 『マイブーム パート18』

    金沢里花子(コスモス鉄道)

  •  こたつの部屋にローソファを設置してからというもの、その快適さにもう、もう、幸せを感じて生きる毎日。そんな幸せ空間で最近の私はなにをしているのか。
    ズバリ、「メルカリで世界のおみやげをチェックすること」!(曲を書きなさい、曲を)
    これがほんとに楽しい。おしゃれ小物から用途のわからない珍物品まで様々なものが出品されているのはもちろんのこと、おみやげということもあってか、かなり安価で売られているのが利点だ。
    ざっくばらんに「おみやげ」と調べるのも良いのだが、私のおすすめは、お好きな国を検索ワードに組み込む方法(例:「ベトナム おみやげ」)。
    「いざ出陣!」と検索ボタンを押すと、今日も出てくる出てくる。民族衣装がでてくると「結婚式で着たいな、だれか結婚しろ…」なんてことを考え、はたまた謎の呪物が出てくると「現地では合格を祈願するものなのか、配色グッド」、変なものに興味をもったりもする。そうしてどんどんお気に入りに追加し、それを眺めて品定め。いざ購入となると、ほんとに必要なのかという疑念もわくが……、いやしかし、たかが数百円……ッエイ!
    そうして私の家には使わないポーチや謎の呪術品が増えていくのである。でも、それもまた一興。無駄な買い物の背徳感とワクワク、これは「豊か」だよね。ホホホホホ
     そんなわけでメルカリは今日もまた、私の物欲を刺激してくる。ちなみに次の狙いは、シンガポール土産、マーライオンの置物です。
  • 『スプラトゥーン2』

    Taochy/T.M.P,QooQyo

  • 去年の4月頃からスプラトゥーン2にハマってます。
    言わずと知れたNintendo Switchで遊べるアクションシューティングゲームでスヨ。

    マッチングした8人のプレイヤーが4対4に分かれてゲームフィールドをインクで塗り合うというものですが、
    とにかく奥が深い。

    4人の内訳として、大体の確率で射程や連射速度、攻撃力が異なるブキをそれぞれ選んだプレイヤーが集まります。
    近接に強いブキ、遠くから味方を援護できるブキなど、多様なブキが存在する訳です。

    どんな4人が選ばれたかは試合が始まるその瞬間にようやく分かります。
    プレイヤーは自分がどのような立ち回りをするべきかを編成を見て一瞬で判断し、ゲームがスタートする訳ですね。

    それぞれの役割を全うできなければ相手チームに勝つことはほぼ出来ません。
    遠距離得意が前線に出ればボコボコにやられるし、後ろで手ぐすね引いてる近接ブキは今すぐスプラを引退しなさい。
    それぞれがロール(役割)を担うロールプレイングが非常に重要なゲームとも言えるのです。

    ある時ふと、この役割分担の体験は日常でも多く存在するのでは?と思いました。
    バンドやイベント運営、忙しい居酒屋のホールやキッチン、とあるIT会社のシステム開発プロジェクト、、、
    場所は違えどパフォーマンスの良し悪しは役割分担にかかっているのではないか?と。
    お互いがそれぞれの仕事をしっかりとこなし背中を預けられる環境が良いものを作り上げる条件なのかもしれない、と、
    自分が倒されそうな時の味方のフォローで感じる日々です。高台のチャージャーに感謝。

    ワンマンで大きなことをするのは難しい。
    主役の意向を理解して支え、自分のロールを責任を持って果たす人間が周りにいるということが大事なのですね。

    リーダーや部下という上下関係はあれど、お互いのワークの重要性は大局を見れば同じ価値があるはずです。
    自分が主攻になる時も補佐になる時も自分の役割と他人の役割をよく理解して行動出来るように意識したいものです。
    らーめん才遊記の芹沢さんもそう言ってました。
    面白いのでおすすめです。

    以上、らーめん才遊記の宣伝でした。

  • 『袋(大)』

    ひろせむつみ

  •  去年、レジ袋が有料になった。
     私がアルバイトをしているお店も例にもれず、3月頃にレジ袋を有料化した。その当初は、お客さんからちょっと面倒くさそうにされたり、「嫌やわあ」と言われたりしたけど、でもまあ、私が決めたことではないので、気持ちは分かるけどなあ、すみませんと言うのも違うしなあ、と思っていた。そんな時期も過ぎ、今はもうレジ袋は買うものだという意識が定着したように思う。
     先日、いつものようにレジに立っていた時のことだ。ひとりのおばあさんがカゴを台に置いた。小柄で明るい花柄の服で、なんとなく上品な人だった。「買い物袋はお持ちですか?」と、決まり文句で袋の有無を尋ねた。「持ってないです。一つもらえる?」こう言われたら、次は袋のサイズを聞かなければならない。「大と小、どちらにされますか?」これも決まり文句だ。すると、おばあさんが笑顔でこう囁いた。
    「大きい方でお願いします、大きい方が強そうやしかっこいいでしょう?」
    大きい方が強そうやしかっこいい。不意を突かれた。斬新やけど、確かにそうかも!まるで武器か鎧でも手に入れるような口ぶりだ。レジ袋にそんな見方があったなんて...。やられました!と心の中で降参しながら、大きい袋をかごに入れた。年をとっても豊かな視点を持っているのはいいなあ。いや、年を取ったからこそ、私みたいな若者が敵わない、豊穣な感性の泉があるのかもしれない。
     真っ白な武器を手に入れて、意気揚々と、でも軽やかに帰っていくそのおばあさんの後姿を見送っていると、見慣れたレジ袋の白色に実は無限の色彩が秘められているように思えてきた。その日一日、ちょっと得した気分だった。
  • 『ギターと毛糸のパンツの話』

    なゆり

  • 最近ときめいたこと 。

    41万円のアコギを買いました。
    何でそれ買ったの?って口々に聞かれるのだけど、そんなの欲しかったからに決まってるでしょっ🐰🐰🐰

    とっても美しい。とってもうれしい。とーーーってもいい匂いがしてココアみたいなバニラみたいな不思議な匂い。
    お財布が寂しくてもこのギターさえいれば、いつもドキドキできるきがする。うふふ。


    最近ときめかなかったこと 。

    最近寒すぎて毛糸のぱんつ履いてます。でも寒いからって何でもかんでもジーンズの下に履いたら、毛糸のぱんつって、ふわふわモコモコだからズボンめっちゃきつい。皮膚呼吸できない。ジーンズの中で毛糸のぱんつの裾がくるくるめくれ上がってきて、めっちゃむかつく。


    おまけ🧸ミ
    今1番欲しいものはセーラームーンのお布団シーツセットです。だけどもう大人だから買うの迷てます。
    あと、好きな男の子が遊びにきたときセーラームーンのお布団シーツだと色気が無さすぎるでしょうか?
    誰が教えてください。

    おしまい。
  • 『ブロッコリー』

    ssk(女の子のマーチ)

  • 30年間甘えまくった親元を離れ、炊事洗濯などなどやったことのない家事をようやくやるようになった2020年の話。
    そもそもカレーの作り方すら曖昧だったので、料理は絶望的だとわかっていたのですが…あれはサラダを作ろうと、ちょっと背伸びしてブロッコリーを買ってきた時のこと(一体何が背伸びなのか)。買ってきた日はちょっとだけ切って茹でて食べて、残りを冷蔵庫にも入れずそっとキッチンに置き去りにしていたのでした。
    数日後、キッチンでギャ!となりました。深緑のブロッコリーが、一面黄色のお花畑になってらっしゃったのです。大混乱。なんじゃこりゃ…!
    とにかく頭で考えるよりも早く、ギャ!となった瞬間ハサミで散髪のように黄色のお花を刈り上げ、なかったこととさせていただきました…。
    ブロッコリーにしてみたら、麗らかな春の陽気に満ちたキッチンで、ちょっと花開いてしまっただけなんですけどね。あの緑の状態が最終形態じゃないのが衝撃でうろたえてしまった。知ってましたか?わたしは知らんかった。なんか申し訳ないことしたなぁブロッコリーに。未だにちょっと後ろめたいです。
    ちなみにお花咲いてもそのまま食べられるらしいです。
  • 『夢のオファー』

    オカハラシン/the Loupes

  • 「とてつもなく意味のないものを作ってください。」
    「整合性、世の潮流、物語のフラグ、他人の顔色、あらゆる全てを気にせず無意味で無駄であなたの中にしかないものを、ぜひ。」

    首をもたげて白い天井を真っ直ぐ見た。
    生まれつき弱視の私は実際見えてはいないのだが。
    さてこの世の中で意味ないものを探す方がまず難しい。考えると既に意味があるように思えてきた。
    整理すると崩れ、見つめると刹那に消えてしまう。眼の裏に隠されたメッセージを読み解けということか。
    32年熟成された脳から出るのは、具の少ないぬるい汁だけだな。

    ダメだ、あゝ寝てしまおう。まだ夕刻だが机の上もそのまま、電気テレビもつけっぱなしでいいやいいや。

    どうせ眠れやしないんだが。

    あ、あ、あれ。最悪に無意味で無駄で、自分の中にしかないものって、人生史上最高難易度の最も有意義でクソ素晴らしいものを生み出せってことか?
  • 『音楽人たちの日常』

    ヒラコバーン(ザ☆ツイてるズ)

  • 音楽人たちはいつでもロックでカッコいい存在でなければならない。
    そんな音楽人ヒラコバーンの日常だ。
    先日、友人に会う手土産に某有名コーヒーショップへ行った時の話。
    ホットコーヒーとドーナツを頼み待っていると、オーダーミスがあったようでコーヒーを二個作ってしまった店員さんが
    申し訳なさそうに後で買いますと言っていた。お会計を済ませた後、店員さんに話かけた。
    ヒ『そのコーヒー余ってるんですか?』
    店『そうなんですよ、間違ってしまって…』
    ヒ『そのコーヒー僕が買ってもいいかい?』
    店『えっ…⁉️いえ…これは私が間違えたので私が買いますので大丈夫です、お気遣いありがとうございます』
    ヒ『いえ、丁度喉が乾いててコーヒーを2杯飲みたい気分だったんだよ。だからそのコーヒーを売っておくれよ』

    このやり取りをしてる時、おっ、俺って
    カッ、カッコエエーーー!!!キャー‼️とか思いながらこの女の子の胸がキュンキュンキュンと鳴ってる音が5回聞こえました。計15回です。
    無事に売ってもらい、帰り際、
    店『あ…あの…お名前だけでも…』
    ヒ『名乗るほどのバンドマンじゃござんせん…』
    店『えっバンドされてるんですか?
    なんというバンドですか?』
    ヒ『今年の紅白歌合戦見てください、多分そこにいるので。では、チャオ』
    店(深々と敬礼)
    と言って店を出た。
    その後、
    てゆーか、紅白のまえにフジロック出るんちゃうんけぇーーーーー‼️‼️‼️
    という、おいでやす小田ばりの高いツッコミを入れながら、音楽人ヒラコバーンの日常が過ぎてゆく。
  • 『楽しみにしていること』

    たいち(oh yes aha)

  • 僕がいつも楽しみにしていることを
    ふたつほど紹介しますね!

    ひとつめは「炊飯器のご飯が炊けたメロディを枕元で聴くこと」ですね。仕事で疲れ切った身体に鞭打って、明日の為に米を研ぐ。「どうしても炊きたてのご飯が食べたい」という一心ですよね。猛烈な睡魔に負けずに予約スイッチを押しすぐさま布団にイン。数時間後には炊飯器の炊けた華やかなメロディで完全に目覚める朝。いいでしょう?幸せな一日の始まりです!

    ふたつめは「めちゃくちゃ天気の良い日にコインランドリーに行く」ですね。まず天気が晴れならベランダに干せばいいのに金で済ませる背徳感。じんわりきますよ。一週間分くらいためておくともっと良いですね。そしてなにより洗濯and乾燥中の持て余した時間で考え事をするのが最高ですね。誰もいないし、自分を俯瞰した感じでその場に存在出来るので、沢山の良いアイデアがひらめいておすすめです。

    いかがでしたか?なんだか完全に時間の無駄だったまとめサイトみたいな展開でしたが、またどこかで機会があればお会いしましょうね。写真は散歩中に見つけた近所のネコです。ありがとうございました。
  • 『遊ぼうぜ』

    葉隠お宮(karesansui)

  • いきなりの私事で甚だ恐縮ではございますけれども、つい先日引っ越しをしまして。入居当日なんてのは生活必需品のお買い物ですらウキウキイベントへと変貌するとっても楽しい時間(とき)ですよね。

    ご多分に漏れずウキウキお猿さん(浪費の石で無駄遣いゴリラに進化)と化したわたくしは、手始めに100均へとチェックイン。とはいえ、もちろん買うのは生活に必要なものだけ。いらん造花とか変な小物入れとか、ベイブレードのパチモンとか絶対買わんからな。絶対に。


    ベイブレードのパチモン?

    振り返るとそこには、あの主人公機ド○グーンをそのまま安ぁっすいプラスチックでトレースしたような、ベイブレードのパチモンがありました。それがもうあまりにもまっすぐなパチモンだったものですから、「生活必需品だけの買い物」という当初の目標は己に住まう6歳児のお陰で何処かへ行ってしまいました。

    でもなんというか、まだ自分の中に6歳児が居てくれるのが嬉しいですよね。みんな石や木の棒や牛乳パックで何時間でも遊べた頃が確かにあって。大人同士が「遊ぶ」っていうとみんな飲みにゆくけれど、もちろんそれも楽しいけれど、僕らはもっともっと楽しむことが上手だったはず。

    まあとりあえず外出れなくて暇なら、うちに来たらいいですよ。ほんでゴーシュートって一緒に叫んで、本気のベイバトルしましょうよ。パチモンでゲラゲラ笑ってくれるあなたの笑顔は、ほんまもんのはずやから。
  • 『冬をつくる』

    扇芝智也

  • 自分のライブバー、MagaYura。
    そこのイベントスペースにエアーベッドを仕込んで、それを日常寝具に暮らし始めて1年以上。
    スタッフも増え、イベントもアコースティックからエレクトロまでジャンルもだいぶと幅をきかせてきました。生活と同軸でそれらと接することで、無理なく攻メ攻メなアイデアが次々と生まれる最高の環境下に、幸い僕は居ります。
     
    そんな僕に、2度目の冬がきました。
    MagaYuraは全面コンクリートで覆われているのもあって、寝袋一つで一昨年の冬を越そうとして凍え死にそうになった経験をしたことは思い出深いです。

    さて。今年の正月明けに、例の給付金の残りを使ってテントを買いました。
    当初は屋上の荷物置き場に使うためでしたが、キャンプ未経験の僕は、是非一度スペース内で展開してみたいと思ったんです。
    最近流行のゆるキャンとやらのおかげか簡単ワンタッチで展開され、僅か20秒でデカデカと広がるテント。
    すげえな、寝てみたいぜと、衝動が走りました。
    毛布を2枚重ねて、その上に寝袋を敷いて、そこに体を潜らせ、じっと天を仰いでみました。
    ああ、天井が違いますね。いつもの白い鉄骨ではなく、青空のように青いテント地。
    これで冬を越す準備が完全に整ったことは言うまでもなく、同時にリラックス効果さえも生まれ、僕の冬がここに完成しました。

    いったいいつまで暮らすのかとか、彼女できないぞとか、周囲からたくさんの言葉をいただきますけれども、何事も一つずつです。
    勿論、そろそろ他で暮らす考えくらいはありますよ。
    でも、未だいまいちピンとこないんです。衣服と日用品と寝床以外に必要なものが何一つないのですからーそれはそれで困っていますネ。2畳半の部屋でも探します。おわり
  • 『はい、今日も"サイコロ"の時間です』

    みぞたちか

  • ここでいう"サイコロ"とは、熱々美味しいサイコロステーキのことではなく、開けたら包みが二つでてくる懐かしいサイコロキャラメルのことでもなく…

    なんの変哲もない1〜6の数字がそれぞれの面に描かれている"サイコロ"のことであります。

    そんな"サイコロ"を、この2021年の元旦からわたしは毎日ふっている。

    なんのためかって?
    それは…
    《貯金をするため!》

    『"サイコロ"と"貯金"になんの因果があるの?』

    結婚もせず、ダラダラと気ままな実家暮らしをしていても、たまらないお金。
    (特別に高いものを買ったりもしていないのに。もしかしたら、わたしの通帳から勝手にお金をおろす妖怪にでも取り憑かれているのかもしれない。と、それはまた別のお話。)

    普通に貯金をすることは、もはや困難だと気づいたわたしは、何か貯金へのモチベーションを!と、知恵を働かせて…

    ひらめいた!

    『そうだ!毎日サイコロを振って、出た目×百円貯金をしよう!』と!

    毎日1/6の確率で変動する貯金額!
    払えない金額でもないところがみそ!
    運命は"サイコロ"に握られた!

    毎日⑥を出し続けると…
    一年で、365日×600円=219000円も貯まる!
    なんと!
    『宝くじで20万円も突然手に入れたら何を買う?』みたいなことが、夢でなく現実味をおびてくる。(この20万円を宝くじにすべて突っ込んだら果たしていくらになるのか?というドリーミーな思考にも一瞬なるのだけれど、現実主義なわたしがそれをかき消すよね。うん。)

    すべて①だったとしても、365日×100円=36500円貯まる!
    (とても現実的な数字!使いやすいよね!小さなご褒美とかで、ぱーと使うと安心感のある気持ち良い金額だよね。)

    この二つを足して割ると正確な平均値が出るのかは分からないのだけれど、何にしろ10万円近くは貯まるはず!

    これは、たのしそう!

    しかし、ここで一つ大きな問題が!
    《日本三日坊主選手権》の殿堂入りを果たした過去を持つわたしにとって、続けることが何よりも難しい。

    そんなときは…
    みんな大好きSNSに頼ろう!
    毎日ハッシュタグを付けて、証拠の動画をあげていこう!
    いいね!がもらえるよ!

    #みずたまうさぎのサイコロ貯金
    で、Twitterで毎日貯金額を公開しております♪

    さてさて、あなたがこの記事を読んでくれているこの瞬間!わたしはちゃんと貯金をし続けられているのか…?!
    とても自信はないのですが…
    是非とも、わたしのTwitterで答え合わせしてください。(みぞたちか@ChicaWatage)

    できれば、監視(フォロー)をしてください。
    (監視ついでに、今日からあなたも、わたしと一緒にサイコロ貯金はじめませんか?サイコロがなければ、わたしの毎日のサイコロ結果をあなたの貯金額にすればいいのです。あなたの貯金額をわたしが握るのです。ふふふっ)




    『はい、今日も"サイコロ"の時間です』

    そういって、わたしは今日も"サイコロ"をふる。

    わたしの未来のために。
  • 『巨像』

    いしかわ

  • みなさん奈良の大仏ってみたことありますか?ありますよね?
    めちゃくちゃ大きくないですか?
    圧倒されますよね!
    僕も圧倒された1人です。それから世界各国の巨大な像(=巨像)を調べています。

    例えば有名な「自由の女神」はアメリカのニューヨーク、リバティ島にある全長93m(台座47m、本体46m)の巨像です。
    奈良の大仏が台座込みで18mということを考えると約5倍!93mってすごい大きさですよね!

    この自由の女神、アメリカの独立100年を記念してフランスが贈ったものなんですが、実はそのお返しとしてフランスに住むアメリカ人がパリにも自由の女神を建てています。
    パリに行った際はセーヌ川沿いを歩いて見に行ってみてくださいね!

  • 『NIRVANA 「Smells Like Teen Spirit」レビュー』

    カシマ(SPOILMAN)


  • 楽曲★★★★★
    世界で1番かっこいい。展開はクリーンとディストーションが切り替わるだけで、イントロ、メロ、サビのコードが全部一緒なのも渋すぎる。

    リフ★★★★★
    簡単なのに1番かっこいい。暗いんだけどどこか明るいような気もするし哀しい感じもする。言いようのない激しさがある。絶対に誰も思いつかない。

    ボーカル★★★★★
    かっこよすぎる。

    ギターソロ★★★★☆
    メロと全く同じメロディーをギターでやってるだけ。かっこよすぎるし渋すぎる。でもコーラスがかかってない方がよかった。

    ミックス★★★★☆
    賛否両論あるみたいだけど控え目に言ってかっこよすぎる。ボーカルのダブリングもいい。でもちょっとギター重ねすぎな気がする。

    ジャケ★★★☆☆
    普通。裏の方がかっこいい。

    曲名★★★★★
    曲名がとにかくかっこよすぎる。こんなカッコいい言葉どこを探しても見つからない。何度繰り返し言っても飽きない。

    総合★★★★★
    かっこよすぎる。この曲があってホントに良かったと思った
  • 『納車』

    イワタショウゴ

  • 4年前、今住んでいる家(阪神尼崎)に引っ越してから、維持費がもったいなくて売ってしまった車があります。
    19歳の頃、特に車好きというわけでもないので、なんとなくで購入した軽自動車。
    なんとなくで7年ほど乗り回して、なんとなく売ったのですが、その時になって車への愛着に気づき、そんな部分が自分にもあるんだなと知りました。
    もし今誰かがあの車に乗っているのなら、自分が入れた音源を聞いててもらえてたら嬉しいです。

    なぜこれを振り返っているのかというと、最近自転車を購入しました。久しぶりのマイカー。

    そこそこな値段しましたが、神戸、大阪くらいなら余裕で行ける&楽しい&運動になる。
    で、なんかかっこいい。自転車って。

    昔は景色に趣を感じるタイプではなかったのですが、日々生きて大人になるにつれてそういった部分に何かしらを感じられるようになってきたなと思います。
    この自転車と色んな場所へ行けたらいいし、沢山の事を感じさせてもらえたらいいなぁと思います。
  • 『おすすめアニメ』

    さっぴ(SAPPY)

  • 最近はすっかりNiziUにハマってしまい、年甲斐もなくK-POPや韓国ドラマ、韓国メイクや韓国料理まで趣味が広がる今日このごろ。
    SAPPYのボーカルさっぴと申します。

    毎日のようにテレビや動画を見る生活が続いているのですが、最近見たアニメがとてもよかったので、ここでおすすめしたいと思います。

    そのアニメとは、、
    「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。
    今時間を持てあましてる人や、退屈してる人や、心を浄化したい人とか、知らない人は見てみてほしい!

    私は普段アニメをすすんで見るほうではないんですが、見だしたら一気に見れました。
    ストーリーについてはあまり触れませんが、感動系です。
    ヴァイオレット・エヴァーガーデンは主人公の少女の名前なんですが、美しくてかわいい。

    良いポイントを3つにまとめると、まず

    ①長すぎず、サイズ感がいい
    全部で13話と長くないです。
    ストーリーが1話ずつまとまっていて、見やすい。

    そして、絵の感じも好みだったんですが
    ②映像がきれい
    京アニさんはさすがです。
    あとまあ音楽もきれいな感じ。

    あとなにより、
    ③泣けるストーリー
    お話もとてもきれいで、感動しました。

    本当に心が浄化されるような気持ちになるので、涙を流したい人はいかがでしょうか?
    私のように、アニメはあまり普段から見ないという人にもおすすめ。
    そしてなにか良いアニメを知っていたら、また教えてください。

    以上、私さっぴからのおすすめ情報でした。
  • 『楽しい毎日』

    NAMUAMEN 鎌田寛達

  • 好きな音楽を聴き好きな映画を見る
    音楽は昔から変わらずビートルズ、聴いて弾いて歌って良し最高。
    そして最近は舐達麻、心地良い気持ち良いカッコ良い。
    映画はスターウォーズ、宇宙と人類、欲望や煩悩、そして表裏一体のフォースエネルギー。
    最近のは、「yesterday」またビートルズだけど、鳥肌立ちまくり歌詞が奥深く美しい。

    それらと同じように好きな事で溢れる生活、美味しいコーヒーを入れて美味しい食パンを食べる、スパイスを調合してカレーを作る、釣った魚を捌いて食べる、ギター弾いて歌って踊って、切ったり貼ったり作ったりして、毎日を過ごしている。

    見渡してみたら周りには尊敬出来る人達ばかりでそして存在だけで有り難い家族、友達
    みんなのおかげで毎日が楽しくて有り難い、今日も一日。
  • 『自販機と私』

    鴨しんご

  • 南海電車なんば駅南口を出たところに格安の自販機コーナーがある。
    バイト先に向かう時にいつも愛用している自販機だ。
    大体安い自販機で130円の飲み物がALL100円くらいのイメージだったのだが、
    そこでは50円、60円、80円、100円とこの令和の時代と思えないほどの驚きの料金設定で飲み物が販売されている。
    調子がいい時は30円の飲み物もある。安さは正義なのだがここまでくると逆に購入するのが怖くなる程だ。
    そんなファンキーな自販機が今年に入って少し機嫌が悪い。
    新年一発目のバイトで50円の飲み物を購入したら「ガコ」という音だけを残して商品が出てこなかった。
    はずれくじを引いてしまったかと思いながら、とりあえずもう一回購入してみる。
    そうすると何事もなかったかのように普通に飲み物が出てきた。1本だけ。
    結果的に100円の少し割引の効いた飲み物を購入する形となったのだが、この何処にも向かうことのない虚しさは一体何なのだろうか。
    その後も変わることなく同じ自販機で飲み物を購入していると、
    再び「ガコ」という音だけを発して愛しの50円を飲み込まれてしまった。
    今年に入って2度目の敗北、、、これは悔しい、、、
    このまま引き下がる訳にはいかないと、ランボー怒りの連コインすると何事もなかったかのように自販機はいつもの飲み物を提供してくれた。
    それ以降、その自販機で同じ飲み物を購入するときは商品が出るのか出ないのか、謎の緊張感と高揚感に包まれながらボタンを押している。
    他の自販機で買えばいいだけの話なのだが、もう既に自分はその自販機の魅力に虜なのだろう。
    あたり前なことなどないのだろうと私に大切なことを教えてくれる様である。
    自販機よ今年もよろしく。
  • 『予算0から始めるライブハウス』

    尼崎tora / 赤い目のクラウン taroo

  • 『予算0から始めるライブハウス』

    "結論から言うと0円では出来ないんですが。。"

    ギリギリのギャラとバイト代で暮していた26歳バンドマンの冬、急に箱を作る話が来ました。

    お金は無いながら続けていき、少しずつ少しずつ設備を揃えていきます。でも防音が強化していく事が、1番嬉しかったりしました。

    ただライブハウスの定義って、必ずしも爆音でなくても良いと思います。
    爆音でも生音でも変わらないと思っていて、昔SEVENDUSTというラウドバンドが、エレアコでフルセットドラムのライブを非常にエモーショナルにやってて、音量と良さは必ずしも比例しないなあと思ってます。

    そういう意味では、初期と中期と今の3段階の防音レベルがあったけど、トラの良いライブの定義は、前から変わってないように思います。

    ライブハウスをするハードルは、とても高いように思われがちだけど、音量出せるから良い箱とは限らないので、生音でも聴きたくなる空間が箱なんちゃうかなと思う。

    理論も必要やけど、理屈武装の箱定義よりその場にあった箱作りで、イケてる音場が、全国に増えまくったらいいなぁ

    防音のやり方はタダでレクチャーしますので、是非。笑
  • 『2021.1.19』

    ショーウエムラ(アフターアワーズ)

  • CDの横に並ぶ古今亭志ん朝全集。これ全部聴きたいんよね。蒼天航路全巻もう一回読み返したい。アダムドライバーが出てる映画片っ端から。今朝マリッジストーリーは観たよ。モモ貴族焼食いたい。TheWhoファーストから聴き返さないと。大きめのジャケットも欲しい。シンセで打ち込みやる。ルーロー飯作りたい。あ、水木しげるとウルトラセブン。新曲のベースと歌詞書かないと。さらば青春の光のコントもヒッチコックの観てないのも観たいし、高松駅前味庄のうどん食いたい。オープンチューニングの深みにハマりたい。来シーズンのプロ野球を色んなyoutubeでチェックしないと。チャミスルはマスカット味が一番美味い。古くさいローハーが欲しい。こないだの逃げ恥よかったよね。ウディアレンの新作あるんかな。
    飲みに行きたい店いっぱい。まだ決められないライブ予定。やりたいことばっかりやで。君の話も聞きたいから今度会う時まで元気でいてくれよ。あ、行きたいカレー屋があるんやけど最近20時で閉まんのよ。それからそろそろ新しい財布もいるし、あの人の新譜とあいつの、、、、、
  • 『アベノ橋筋七丁目』

    チャンバラ横田(yashin)

  • あなたは1人でコレを読んでいますね!
    そういうあなたにはこの文章は面白く感じれるかもです??(タモリ感?)

    自分は1人が好きです。
    よく1人で行動します。
    友達は好きです。ただし多くない。
    いや正確に言えば自分は(幼少〜高校生)までは自分で言うのも大変恐縮なのですが恥を偲んでいうと所謂人気者でした(万死)
    自然といつも人が集まっていたのですが幼少期から実は1人でいたいなぁ〜。面白くないとか嫌とかじゃ全然ないんだけど1人好きやなぁ〜て1人になりた過ぎて嘘の用事をつくってゆっくり過ごす事も(これ分かる人多いのでは?!)

    そんな私も大学に入学すると所謂今までのクラスや部活等のグループっていうのは強制的に共同生活を強いられていたのだなぁ〜と自分で付き合う人を選んでいくと友達は少なくなりましたがとても毎日がしっくりそして自分と向き合う時間も増え好きな事を好きなだけやるという生活になっていきました。


    1人行動おススメ3選を紹介シマショ〜!

    【水族館んん】
    周りはほぼ8割の可能性でカップルや夫婦ばかり!老夫婦を見ると張り詰めたキモチが
    安心するレベル?!(但し話しかけてくんなよ?プルリ気)
    ただ魚は喋らない。そんな魚をみるだけで言葉つうのはマジでいらないんじゃないか?ってくらいどうでも良くなる。デカい水槽にデケェ魚!自分も水槽や海の中で泳いでいる様子を想像してスーパーフューチャー。帰りしなに土産屋で何も買わずフィニッシュ。謎に疲れる。イルカに乗ろう。


    【野球観戦ンー】
    最近はソロキャンみたいな流れもあるが昔からある紳士の嗜みが1人観戦である。自分が初めて1人観戦をしたのは中学生の時。阪神を友達と見に行くはずが体調不良で来れなくなり周りの子も予定があり誰も来れなかったが阪神への愛が強すぎて親に止められるが蹴り倒して高槻から新快速に乗り阪神甲子園球場を目指した。座席はあの熱気があるライトスタンドである。5回裏までマジで一言も発さずに応援していたのだが隣近所のリーマンやオッサンが酔っ払ってきたので中学生である自分に興味を示し話しかけてくれる様になった。俺は食い物や酒をちょびっと貰い(時効成立)竜宮城にきた浦島の様な気分にもなり試合が終わって大人達にまたね〜!と声をかけて1人で帰路に向かう時になんか初めて大人になった感覚がありスゲ〜無敵モードの感覚になった。買いたての2GBのiPodでエミネムのルーズユアセルフと50centを爆音で聴きながら帰った(リアル8マイル)もちろん次の日学校で同級生をちょびっと見下した様に謎の自信をつけ斜に構えた。

    【高槻市ィ〜】
    そう私の生まれた街である。
    高槻は大阪の中心街からもそう遠くはなく大阪と京都の真ん中に位置していてちょっと独特な時間が流れている。まず高槻は急ぐ事が存在しないので基本的に時間はゆるくすすんでいる。(これはJR高槻駅前にある松坂屋のエスカレーターの速度が証明している!?)
    自分の実家の近くには摂津峡やポンポン山といった自然が広がっているので本当に音が無くなる瞬間がふいにあるのだ。
    真夜中に凍てつく寒さが顔に当たり少し痛い。地球が冷やされているのを実感する様な中で空いっぱいに広がる星達は本当に美しいのである。
    あぁ生まれて良かった高槻市〜。
    犬も俺よりブルジョワ高槻市〜♪
    高槻の人間は高確率でマイペース気味であるのはこの土壌が生み出しているのである。
    是非一度体感しに行って欲しい。

    ※織田信成にゲンコツメンチを4つ販売(2012年3月)

    乱文失礼。
  • 『最早レトロゲーム、PS2』

    山中ジョンジョン尚之(ダイバーキリン)

  • SONYの家庭用ゲームハードといえばPS5になった2021年現在、我が家の最新ゲームハードは2000年発売のPS2、未だ現役である。

    元々ゲームをあまりやらない私、DVDプレイヤーと化していた彼(彼女)(PS2)に本来の役割を与えんと昨年5月ごろから現在までで11本の名作&迷作ソフトを購入。中でもハマった3本の所感をここに記す。

    ・『ワンダと巨像』
    説明不要、名作中の名作。迫り来る巨像が怖すぎる。悲鳴を上げながらプレイしてた。と思いきや慣れてくるとトンデモタイムアタックに果敢に挑戦したくなる。あんなに恐ろしかった巨像がいつしかかわいく見えてくる。敵という概念が存在しない広大で美しいマップ、美しいシナリオ。愛馬アグロでずっと走っているのもオツ。最近のハードでもリメイクがあるのがいいですね。

    ・『GODHAND』
    1番ハマった1本。世界を滅ぼそうとする悪魔を打倒する3D格闘アクション、とスタンダードな雰囲気は2秒で忘れる。パロディとジョークと超高難度で埋め尽くされた''GOD''なバカゲー。難易度EASY?1面をクリア出来てから判断して下さい。総コンティニュー100切れたら教えてくれ。私は無理。コントローラーちょっと壊れるくらいムズイぞ。爽快感と達成感は随一。デビルメイクライ的なアクションと動体視力に自信のある方ぜひ。ない方はやっちゃいかん。毒チワワ。

    ・『悪代官』
    悪代官、腹黒主水之助助兵衛になって正義の味方を罠に嵌め地獄に突き落とすIQ2のバカゲー。様々な罠を仕掛け、連鎖を狙い敵を撃滅していく、ボンバーマンみたいなシステム。時代設定へのツッコミは無意味。全てがネタ。悪代官がガンダム積んだホワイトベースに乗ってエジプト目指してたら江戸から力士・雷電が飛んできて戦う、とか意味わからないでしょう。私もわからん。

    (他8本 『URBANREIGN』『スターウォーズ バトルフロント』『ドラッグオンドラグーン』『SIREN』『MGS 3』『GOD OF WAR』『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』『ギガンティックドライブ』)

    20年前、3世代前のゲームなど最早レトロゲームと言って差し支えないだろう。投げ売りされているものもあれば、プレミア価格のものもあるのがまたそそる所。
    最新ゲームもいいが、今だからこそ過去の名作迷作を振り返ってみるのもいかがだろうか。
  • 『神頼み』

    イワクニマユ

  • 今年も初詣に行きました。
    混雑度合いの予想や各対策をした上でも何となく少し後ろめたい気持ちで行った初詣で、、、
    なんと人生初の大吉を引きました。
    「おおっ!!」と声出た。
    人知れずとも明らかに上がるテンション。
    くじ運もなければおみくじ運もない私は、これまでパッとしない結果ばかり。2年連続で凶をひいたときは、むしろラッキー感すらありましたが。

    初の大吉を大事に保管している私ですが、初詣くらいしかお参りをしない上にそういう時だけ一丁前にお願い事をする罰当たりな奴です。
    普段ちゃんとしてないのに全くダメだな、と思いつつ手を合わせる私。いやあ罰当たり。

    「ひとつだけ願いを叶えてくれるお地蔵さん」にお参りするべく友人と連れ立って京都の鈴虫寺に行ったときは、住職さんのお話を聞いてお地蔵さんに手を合わせた帰り道の石段を踏み外して足を挫きました。
    お地蔵さんに見切りをつけられたのか、それとも大怪我から救う為にたったひとつの願いを使ってしまったのか。どちらにせよ残念な結果。

    なんだかんだ言いつつ、やっぱりどこかで信じている神様......仏様?お地蔵様??
    占いでもお参りでも各種診断サイト(これも好き)でも、なにか答えが欲しいわけじゃなくて、「OK!あなたは何とか大丈夫!明日も生きて!」って言って欲しいってことですかね。

    あーでもやっぱり大吉うれしいです。
    明日も生きます!ありがとう神様!
  • 『SHIMAZU』

    SEK/YEBOOS


  • こすけがまた何か言い出した!
    いつも気持ちの入ったライブをオファーしてくれる彼だが、
    今回はいつもと少し違っていた。
    「日常を題材にめちゃくちゃゆるいコラムを書いてほしい」


    なんだそりゃあ...

    おいおい、
    仮にも俺a.k.a.矢沢県永吉市出身赤道直下のメロディドラゴンにめちゃくちゃゆるいコラムだ!?
    ダメダメ!俺はいいけどYAZAWAはNO!
    第一そんなもん書ける気がしないよ。
    と思ったのはほんの数秒で、
    基本的にこすけのやりたい事は極力してあげたい、おぎやはぎマインドが働きなんとなく
    「やってみらあ!!」と返信。


    しかしどうしようかと何日か過ごした時、フとゆるそうなヤツに心当たりがあった。
    ぼんやりと思い出しながら書いてみることにする。


    YEBOOSは昨年暮れの2020年12月30日尼崎TORAにて、
    「アジアンカンフーデスゲイズ」というイベントに出演した。
    俺はこの日初めてこのコラムの主人公しまづ(サンサンタウン・ボーカル)と会話をする事になる。


    ライブの楽しみ方に一節とやかく言うつもりはない。
    何も感じなければ何もいう必要は無い。
    感じた事はありったけ伝えればいい。
    んで伝える義務もない。
    俺もそうするつもりだし、とにかく好きに楽しんでくれと思っている。

    この日サンサンタウンのライブは素晴らしかった。
    何故だかいやに恥ずかしくて惨めな気持ちを思い出したりしていた。

    「退廃と官能」ではなく
    「たいくつとエッチ」
    「孤独と叫び」ではなく
    「さみしさと嗚咽」

    これは安達哲か浅野いにおなのか...
    さらば青春の光の浄瑠璃のネタの様に「マンガやん」と、
    曲が展開していく度にページをめくる様だった。

    ライブが終わった彼らに
    「マンガだよ!マンガ!」と、今思えば少し失礼かもしれない感想をメンバーみんなに伝えて回っていた。

    総勢14組が出演する長丁場のイベントも大団円。
    最後の一音が消えるとみんな一斉に外へハケた。
    そんな中しまづはステージの前で肩を落としていた。

    「どうしたの?」と声をかけると
    「終わってしまってさみしい...
    この日をすごい楽しみにしていたから」

    コイツ、ここに本気で懸けてきたんだな。

    彼の気持ちが伝わってきて、
    自分やバンドメンバーにほんの少しだけ恥ずかしい気持ちになった。

    俺はしまづよりもこの日を想えていたのだろうか。

    「今日サンサンタウンめちゃくちゃカッコよかったよ。
    俺セクって言うんだ、セクでもセクちゃんでもいいしよろしく!」

    「呼び捨てなんて出来ない、同級生にも出来なかった」

    そんな事を言う彼を俺はとてつもなく愛おしく感じた。

    それからYEBOOSの感想や
    サンサンタウンへの気持ち
    ライブが出来る嬉び
    このイベントに対する想いを
    どれだけ楽しみにしていたか
    彼は不器用ながら精一杯伝えてくれた。
    俺はしまづからたくさんの大切な気持ちを受け取った。


    うまく出来なくても
    好きにやればいい
    くだらない事を覚えるより
    大事な事を思い出そう


    なんだかまた忘れられない日になった。
    しまづ、生きてたらおもしれえな。
    バンドって最高だよな。


    おわり
  • 『Let It Be』

    もえ子

  • おしっこの音ってそんなに恥ずかしいだろうか。最近連れションする機会があったのだが、一緒だったYちゃんが音姫を使っていた。何故か聞いてみると恥ずかしいかららしい。逆にLet It Be奏でてしまうとかならその気持ちもわかる。でもおしっこの音は世界共通だ。個人差はあってもみんなLet It Beだ。そもそも恥ずかしいなんてあんまり信じられない。何故恥ずかしいのか。それは、それを恥ずかしいとした人がいたからではないだろうか。もしかしたらYちゃんは、恥ずかしいと言い音姫を乱用する大人の姿を見て育ったのかもしれない。音姫を使うことが悪いわけじゃない。ただ、指を刺されると恥ずかしがるべき事のように思えてしまう。そうやって本当の自分を隠して生きている人がどれだけいることか。恥ずかしがることはない。むしろ名曲じゃないか。無名のペーペーとはいえ私もミュージシャンの端くれ。音姫に負けない音楽を、Let It Beを奏で続けていきたい。
  • 『まだ見ぬ名店を求めて』

    らすてぃー(茶封筒)

  • 「人にオススメできる店が欲しい」
    そう思った2020年、ぼくは積極的に都内の飲食店や喫茶店の調査に乗り出した。
    23歳のときに北海道から上京した僕は、東京という街の歴史を23年間フルシカトして生きてきたため、
    まったく東京の「知ってる人しか知らない名店」的なやつを知らないのである。
    職場の部下にオススメのお店を聞かれた時も「自炊しろ」「米を炊け、話はそれからだ」と鋭利にごまかすばかりの日々。
    別にそれでもいいんだけど、さらっとオススメできるお店があったほうが話が広がって楽しいじゃんね。歩くPOPEYEになりたいじゃんね。
    そんな想いから始まり、積極的に外見や名前が良さそうな喫茶店に入ってみるという活動を始めたのが2020年の1月である。
    そしてその活動は2020年の2月後半には自粛ムードによって突然終了する。行けたお店は喫茶店たったの二つほど。しかも二つともクソデカい声で政治の文句を言ってるじじいや、アイコスもダメって言われてるのに「じゃあアイコスは?」って聞き返すストライプニット帽じじいとかに居合わせてしまって店の印象はまったく覚えていない。
    結局部下には未だに「自炊しろ」「野菜を食え、たけのこを愛せ」と言っているが、結果として部下の自炊力が上達したのは内緒である。なのでバンド界のクックパッドって呼んでください。やっぱいいです。
  • 『マーチのすすめ』

    TTUD 本名

  • バンドをやっているとオシャレな人とよく出会う。僕はというと何歳になってもビビって古着屋に入れないダサ男なのだが、オシャレなバンドマン/ウーマンから「その服どこで買ったの?」と聞かれることがある。バンドTシャツやパーカーなどのグッズ、格好良く言うならマーチだ。
    買う理由は人それぞれだと思う。そのバンドが好きだから、デザインが格好良いから、活動を支援したいから、好きな音楽が近い友人が欲しいから、などなど。理由なんて何でも良いし、欲しいと思ったなら買った方が良い。
    バンTには「ちゃんとそのバンド聴いてんの?」と怖いファンからツッコミが入る問題がつきまとうが、個人的には聴いていなくても良いと思う。もちろん聴いていた方がナイスだけど。というかバンドの収入にも宣伝にもなるものを邪魔してどうする。ファンだったらオススメの曲とかをやさしく教えてほしい。そしてみんなマーチをバンバン買ったら良い。
    店頭や物販で実物を見ながら選んでも良いし、インターネットの海からポチっても良い。暇な時に格好良いTシャツの数々を眺めているだけでも幸せな気持ちになれる。ボタン一つで世界中のバンドから買い物ができるなんて良い世の中だが、一つだけ悩みがあるとしたら送料である。海外からTシャツを買おうとしたら本体よりも送料が高くて断念などということもしばしば。身の回りで同じ悩みを抱えている方、ぜひ一緒に買って送料を折半させてください。
  • 『母になったえまんもす』

    さかい絵舞

  • はろー😊❤️えままだよ🤱🍀
    もうすぐ生後7ヶ月になるえまべびが、なんと自分の食事の存在に気が付いたの‼️そう、それはえままのおっぱい。もみもみしたり、びーちくをジーッと見つめて触ったりして、不思議そうに自分がいつも飲んでるモノを確認してる姿が可愛すぎた🥺❤️推し超えて星🤩
    そしてえま流おうち時間の楽しみ方は、なんと言っても食事🍝ずっと家にいるとご飯もお菓子も好きなときに食べ放題で最高〜🥰そのせいか最近下っ腹が出てきたんだけど、わい顔が可愛いから全然大丈夫や、むしろだらしないくらいがちょうどいいよな!?👌🙆‍♀️ あとはテレビみたりYouTubeみたりSwitchでゲームしたり。元々出身がインドアなので毎日おうちにいれて幸せ〜👶❤️ナマステ〜🍛

    てなわけで、以上が最近の私の日常ですばい。めっきりバンドはできてないけど、音楽はいつも(ドンと胸を叩く)ココにあるんだぜ、また会おう😊❤️
  • 『ドラマー 及び 生活バグり女』

    ETC Dr/Vo ユカ

  • 起きて時計を見ると昼の13:00。寝たのは朝の6:00。
    バンド活動以外は、THE仕事人間生活バグり女をやっている。
    毎日毎日パソコン画面を見てキーボードを叩いている。

    夜中の3:00ぐらいになると少し孤独を感じる。それがちょっと好きだったりする。
    その時に松っちゃんと高須さんの「放送室」を流しながら仕事をするのが日課である。
    そんな感じで、比較的常に、脳みそフル回転仕事人生活バグり女をしている。

    しかし、ライブの時だけは脳みそがチンパンジーになるのである。
    これは何故なのか今だに謎である。なんで?

    何も考えれなくて、強いて言えば「ワイのスネアの音は神」と思っているだけのメス動物になる。
    果たしてライブ以外にこんなアホになる瞬間があるだろうか?
    どう考えてもない。どう考えても。

    仕事人間生活バグり女からメスチンパンジー脳になるタイミングは、1曲目に入る一発目の自分が叩くドラムの音。
    1曲目入るギリギリまでは割と冷静に仕事のことを考えてたり、曲順を考えてたりする。
    音が鳴った瞬間に、メスチンパンジー脳になる。

    そういえばこないだ、うちのギタリストとスタジオに入った時、よくわからん曲が3曲ぐらいできた。
    もう少し固めて、いや、もしくは全く固めずにお披露目したい。

    その日のために、また仕事人間生活バグり女として、生きるのである
  • 『その男、幼稚につき』

    一二三 四太郎 from See Stadts

  •  最近買ったものの中に、ラジコンがありまして。
    そういえば昔から誕生日プレゼントもゲームソフトだったし、
    なんかラジコンってあんまし関心がありませんでした。
    大人になってから、お金を自分で自由に使えるようになってから、
    不思議なもので今の方がおもちゃに興味が湧き出しました。
     僕のおもちゃへの愛を爆発させてくれたのは洋画「スモール・ソルジャーズ」。
    一二三オブザイヤー受賞の名作です。実写版トイストーリーなんて言われてたりします。
    もうね、浪漫の塊。その塊が尖に尖って僕の心を貫きました。
    (頭使わなくてもいいし、劇中音楽の選曲も最高なのでよかったら見てね)

     それからというもの、おもちゃ屋に通うのが日課になりまして。
    もちろんまだ子供もおりませんから、全て自分がほしいものを探しに行きます。
    全人類想像通りの結果が広がっておりました。ほぼ親子連ればかり。
    子供たちは目をギラギラと燃え上がらせて、己が欲する玩具を手にするために、
    親という巨大な試練を前に試行錯誤しておりました。
    そんな光景を目にし、僕も心の中で彼らにエールを送ります。
    「同志たちよ、我も目の前のおもちゃたちへの情熱は同じぞ!行け、死んでも手に入れるのだ!」

     不思議なもので、僕の幸福度は幼少期より今がキャリアハイ。
    その中で再認識したのがラジコンだったのです。
    今はラジコンは2台目になりました。早く3台目を納車したい。
    (ちなみにトイザらスの面接受けたことあるけど落ちてます)
  • 『ポケモンバトルの魅力』

    こすけ(SABOTEN MUSIC)

  • 昨今では「ポケモンが好き」と言うとポケモンGOが好きなんですか?と聞かれることが多いですが、僕は『グリーン/レッド』や『金/銀』の本家のシリーズが好きで、ちょっと前に出た『サン/ムーン』までは全部買ってやり込んでいました。また、少し前のシリーズ(確かブラック/ホワイトぐらい)からポケモンはオンラインでランダムに当たった人とバトルできる機能が導入され、僕は当時ネットの海で戦い続けるポケモントレーナーでした。

    今898種いるポケモンの中から6匹を選んでパーティを組み、バトル時に相手と6匹を見せ合った状態でまたその中からお互い3匹ずつ選んで戦いが始まります。相手の動きを読みつつどの技を使うか、交代するのか、動き方が1つでも甘いとすぐ負けにつながるシビアな世界です。

    また、同じポケモンでも育て方によって性能・役割・立ち回りが大きく変わります。例えばピカチュウをバトルで使うとなったとして、レベル上げで倒すポケモンによって攻撃や素早さ、防御力の数値は大きく変わるのです。

    現在の流行のポケモンより1だけ素早さを早くする抜き調整をしたり、攻撃の高いポケモンをあえて防御特化で育てて相手の裏をかいたりと、奥の深さはとてつもなく、ポケモンにハマっている時期は毎日頭の中はポケモンのことだけ、本当に本当に、他のことが一切考えられなくなります。

    だから僕は最新作を買いませんでした。CD頑張って売ります。